水戸芸術館のエントランスホールを飾る
国産最大級のパイプオルガンは、
東日本大震災によりパイプが落ちるなどの被害を受けました。
現在来春をめざして修繕工事を行っています。
今回は特別にドイツで学んだマイスターが、
パイプオルガンの仕組みなど、解説をまじえながら、
修繕からさらにグレードアップ↑↑↑していく過程をお話くださいました。
水戸芸術館のパイプオルガンは
なんと3283本ものパイプからできていました。
表からみえるのはその中の一部、
裏の機構にどーんと組み込まれているんです。
銀色の笛状のパイプはやわらかい錫と鉛の合金製。
筒の閉じ具合や切込みをいれた部分を巻いたりすることで
微妙な音の高低を調整します。
そして今回初めてみせていただいたのが木製のパイプ!
うーん、ところてんつき??みたいな形ですが、
この棒の押し込身具合で音の調整ができるのだそうです。
さらには、10数本のパイプはチューナーという器具で調整し
あとはそれを基準にしながら調律をするときいて
気が遠くなる思い・・・
今回は震災をうけ、さらに安全なものをと
パイプをワイヤーでつり、折れても飛び出さないような機構を加え
新たに鐘と鳥の鳴き声のふたつの音色が加わるとのこと!
ツアーの解説をしてくださったのは
「マナ オルゲル バウ」の中里威さんと
ドイツで修行中の一時帰国中の息子さん。
熱く語るおふたりの姿に
あたりまえにそこにあった「美しいパイプオルガン」が
クラフトマンシップが息づく
血の通ったあたたかい姿にみえてきました。
現在休止中のパイプオルガン・プロムナード・コンサートは、
週末の昼に行われる無料コンサートです。
お買い物帰りなどや広場で遊んだあと、
ふらりといあわせたことがある水戸市民も少なくないはず。
春の訪れとともに、新しい音色のくわわったパイプオルガンが
エントランスいっぱいに響く日が楽しみです。
【水戸芸術館】
茨城県水戸市五軒町1-6-8
029-227-8111
URL/ http://arttowermito.or.jp/

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